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学校歯科保健の中でよく使われる言葉にDMF指数というのがあります。
: Decayed teeth (虫歯)
: Missing teeth because of caries (虫歯で抜けてしまった歯)
: Filled teeth (治療した歯)

つまり虫歯になったことがある歯の数です。
つまり、D+M+F=DMF指数

昔はDMF指数が5~6なんて時代もありましたが、最近は1前後になってきている学校や地域も多くなってきました。
DMF指数が「1」を切ることがひとつの目標というか目安にしているところが多いようです。

神経をとった前歯はもろくなるので白い歯(セラミック等)をかぶせるのが一般的ですが、全体の歯の形がほぼきれいに残っているときなどはかぶせないでしばらくそのまま使うこともあります。

しかし神経をとった歯は年月とともに多かれ少なかれ色が黒ずんできます。

解決の方法としては、やはり白い歯をかぶせるというのが一般的です。
繊細な色合わせや形態の修復が可能です。

漂白して歯を白くするという方法もありますが、神経をとった歯はもろくなっていますので、やはり白い歯をかぶせるのが安全で無難な方法だろうと思います。

虫歯で神経をとるかどうか?の判断ですが、

神経(歯髄)まで虫歯が進行している場合、神経をとらなければならない場合があります。強い痛みを伴う時は神経をとる適応はさらに多くなります。

虫歯の進行がが歯髄の直前ギリギリで止まっている場合、あるいは歯髄のほんのわずかの部分までしか進行していない場合は取らなくて済む場合があります

歯髄とると、どうしても歯が少しずつもろくなっていきます。
歯髄は歯に栄養を送る働きがあります。それを取ってしまうということは、歯に栄養を送ることができなくなり、歯が死んでしまうことになります。死んでしまった歯(失活歯)は神経のある歯に比較して、植物にたとえるなら枯れ枝のようにもろくなってしまいます。それを補強するために「冠」をかぶせることになります。

神経を取った歯はもろくなるといわれます。

神経は正式には「歯髄」といいます。
この歯髄には神経だけではなく、血管やその他の組織も存在しています。

これらの組織は歯に栄養を送る働きがあります。
それが無くなってしまうと歯に栄養を送ることができなくなり、歯が死んでしまうことを意味します。これを専門的には失活歯といいます。

失活歯になるのは、虫歯等の治療によって人為的に歯髄を取る場合と、虫歯等を放置することによって歯髄が自然に腐ってきて死んでしまう場合があります。

失活歯はいわば枯れ枝のようなもの。生の枝はなかなか折れませんが、枯れ枝は容易に折れます。

ですから、失活歯に対しては土台(心棒)を入れたり、その上から硬い材料で歯に覆い被せたりして補強しておく必要があります。つまり補綴物(冠等)を被せるということになります。

失活歯のもう一つの特徴は色が次第に黒ずんでくるということ。
特に前歯の場合は見た目の問題が出てきます。

この場合は上から歯の色をした補綴物を被せる必要が出てきます。

2007.12.12に 根の治療はどうして一回で終わらないか?という投稿をしました。

これに関連して、
根の治療は地味だけれど大切だという話。

歯科医師は根の治療の大切さを痛感していますから一生懸命に治療するのですが、患者さんにとっては「何をしているのかわからない。」という一面があります。

患者さんにとって根の部分は外からは全く見えませんから、なおさらわからないということになります。

たとえ上手な治療をしても患者さんには高い評価を得られないという場合があります。

特に、細菌の侵された感染根管は、根の先の骨まで細菌に侵されている場合もあり手強い相手です。歯科医師はこの手強い相手と日々戦っています。



根の治療はとても大切ですから、患者さんはたとえ退屈でも飽きずにおつき合いいただきたいと思います。

根の治療は一回だけでは終わらないことがあります。
なぜか?

根の形は複雑です。
曲がっていたり、断面が扁平になっていたり、極端に細くなっていたり、途中で枝分かれしていたり。
また、奥歯になればなるほど見えにくい、作業もやりにくいということがあります。

このような根の治療をするには、多大な労力と時間と根気が必要です。
根の管の中を確実にきれいにして、炎症を取り除くためにはやはり回数がかかってしまうことがあります。

もちろん一回で終わる場合もあります。

根の治療は地味だけれど大切


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