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年齢が上がってくるとだ液(つば)の量が減少してきて、口の中が乾いていると感じる方が多いようです。

口の中が乾くと食べ物がうまく飲み込まなかったり、話しづらかったり、入れ歯が痛かったりします。

それでは、だ液をよく出すためにはどうしたらよいのでしょう。一番大事なことはよく噛んで食べる事です。噛むことによってだ液の分泌が促進されます。

おしゃべりをしたり歌を歌ったりすることも効果的です。舌を出して上下左右に動かしたり、ぐるぐると円を描くように動かしたりして「舌の運動」をすることも効果があります。

それでもどうしても口の中が乾くという人は、スプレータイプの「人工だ液」というのがあります。
口の中が湿っていると食事もおいしいし、口臭も少なく快適ですね。

食品による高齢者の窒息事故は食品の物性および嚥下する能力の低下が原因で起きます。
高齢期には、のどの筋肉の衰えや唾液の分泌量の減少などにより嚥下機能が低下します。



窒息の原因食品
1.もち      21%
2.ごはん     16%
3.菓子類     14%
4.パン      12%
5.魚介類     10%
6.肉類       9%
6.くだもの類    9%
7.穀物類      7%
8.こんにゃくゼリー 2%
平成19年度厚生労働省特別研究「食品による窒息の現状把握と原因分析」より

窒息事故を防ぐためには、
■食べ物は食べやすい大きさにしてよく噛んで食べる
■食事の際はなるべくだれかがそばにいて注意して見ている

要介護者が口から食べることができるようになると全身の回復が早まるといわれます。

中心静脈栄養あるいは経管栄養だった人が口から食べるようになると加速度的に元気になります。



これはただ栄養分が十分に摂れるようになるからだけではありません。咀嚼して自ら食べるという行為により、脳に刺激がいき、脳が活性化されます。

目で見て、匂いをかいで、顎を動かして、噛んで、舌で食塊を形成して嚥下する、これら一連の行為が脳への刺激となって回復を早めます。

口から栄養が摂れなかった期間、義歯を長期に外していて義歯が合わなくなる場合があります。せっかく口から栄養を摂れるようになったのですから、義歯を早急に修理するか、新製するかして、口から食べる幸福を享受したいものです。


寝たきりの高齢者のいる部屋の臭いの原因は
1.おむつの臭い
2.口臭
のふたつです。

見落とされがちなのが口臭。

高齢者の方は、お口の筋肉の機能低下や唾液の減少によって、口腔内の自浄性が悪くなり、これがさらに口臭の原因となります。

また、義歯を不潔なまま使用していると臭いを発するようになります。

対策としては、
■できれば寝たままではなく、起こしてあげて本人もしくは介護者による歯みがきをするようにします。
■義歯は食べた後は外して洗うようにします。(本人が洗えないときは洗ってあげます)⇒ 義歯(入れ歯)と口臭

歯みがきでお口を清潔に保つことは誤嚥性肺炎を予防する上でも重要です。

人間の歯は親知らずを除けば28本あります。
残念ながら年齢とともに歯は失われていくのが現実で、年齢によって残っている歯の数の平均は以下の通りです。

60歳台: 12~16本
70歳台:  6~10本
80~84歳:5本
85歳以上: 3本

8020(はちまるにいまる)運動は80歳で20本の歯を残そうということですから、現実にはなかなかほど遠い数字であることがわかると思います。

歯は年齢とともに多かれ少なかれすり減ってきます。これを咬耗といいます。

この咬耗によって、ときとして歯の角が鋭くとがった状態になることがあります。
すると、そこに接している頬や舌が傷つけられ痛くなったり腫れたりすることがあります。

このような場合、歯医者さんで鋭くなった角を丸めてもらいます。
この処置は比較的簡単で短時間で済むことが多いですので、気軽に歯医者さんに相談してみましょう。


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