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最近よく噛めない子、あるいは噛まない子が増えているといわれています。

子ども達は歯ごたえのある固いものより、ハンバーグに代表される柔らかいものを好んで食べるようになってきました。

成長期によく噛むことをしないと顎の成長はもちろんですが、からだ全体の成長も悪くなります。また脳の発達にも影響を与えるという報告もあります。

ハンバーグより肉、スナック菓子より穀物や野菜、ジュースより果物というように、より自然に近い形での食物の摂取が健全な成長への本当の近道であるといえます。



そのためには虫歯や歯周病などの口の中の病気をはやく見つけて、きちんと治しておくことが重要です。

そして小さい頃からやわらかい食品ではなく、歯ごたえのある食品を好んで食べるような習慣をつけてあげる必要があります。

よく噛むことは健康への第一歩であり、丈夫で元気な子どもを育てるためにもたいへん重要なことです。

ものを噛む時には、耳の穴の1~2cm前にある顎(あご)の関節を使って下の顎を動かします。

その顎の関節のそばには脳に血液を送り込んだり、古い血液を心臓に返す重要な血管があります。噛むことは、この顎の血管を動かし、脳に関係のある血管を刺激して、ポンプのように古い血液を心臓の方向に送り返したり、新しい血液を脳に送り込んだりして血液の循環を促します。

よく噛むことが脳の血液循環を活発にしてボケの予防につながることになります。


噛む子は頭がよくなると言いますが、噛む人はボケないとも言えそうです。

平安時代から戦前までの長い間、日本人は主食の米や麦、おかずには魚、野菜を食べてきました。一回の食事時間は20分~30分、噛む回数は約1500回。

さらにさかのぼって、おこわが主食で、クルミや栗、魚に干物などの硬い食べ物を食べていた卑弥呼の時代(弥生時代)には一回の食事の咀嚼回数は約3900回、時間にして一時間弱もかけていました。

ところが、戦後食事が欧米化してくるとともに、食事時間も噛む回数も急速に減っていき、現代では約620回、時間にすると約11分、戦前の約半分になってしまいました。(弥生時代のなんと1/6です)

ハンバーグに代表される柔らかい食べ物が主流になり、あまり噛まなくても飲み込めるようになったことが原因です。

噛む回数が少なければ、それだけ短時間で食事が済み合理的に思えます。しかし、噛むという行為は頭や顎の骨、筋肉の発達を促進し、さらには大脳の働きを活発にする働きもします。

また、だ液の分泌を促し、消化を助け、口の中をきれいに洗い流す働きをします。

最近では唾液中の酵素が発癌物質の毒性を抑える働きがあることもわかってきました。

よく噛むと少ない量でも満腹感が得られ、肥満の予防にもなります。
つまり噛むということは、人間の健康にとってとても大事なことなのです。

よく噛むことは、お口の中の細菌を唾液で洗い流す効果があり、歯周病の予防になります。

よく噛むことを心がけると見違えるように歯肉の色が健康的なピンク色に変わってくることがあります。

片側だけで噛んでいる子供が時折見られます。

第一の原因としては、虫歯があるために噛むと痛い、あるいは虫歯の穴があって噛みにくいということで虫歯のない側だけで咀嚼してしまうことが考えられます。

この場合は、もちろん虫歯の治療をすることが問題解決になります。

虫歯などの問題がなくても無意識のうちに癖で片側で噛んでいる子供もいます。このような癖が長く続くと顎関節に異常が起きてきたり、左右の顔の筋肉の発達に差が出てきて、顔の左右の対称性が損なわれて顔が曲がってきたりすることもあります。

左右で均等に噛む習慣をつけたいものです。

夏になると細菌性の食中毒がよく起こります。



実は、よく噛むことが食中毒の予防になることはあまり知られていないようです。

食物の中に含まれている食中毒の原因菌は胃液(胃酸)によって死滅します。(胃液の中でも生きられるのはピロリ菌ぐらいですからね)
食物が胃液とよく混じれば混じるほど、殺菌効果がより確実になります。
ということは、よく噛むことによって食物が細かくすりつぶされれればされるほど胃液とよく混じり、殺菌効果が上がるということになります。

よく噛まないで飲み物といっしょに流し込むような食べ方をする子供さんを最近よく見かけます。このような食べ方ですと食物が細かくすりつぶされないので胃液とよく混じらないばかりか、飲み物によって胃液そのものも薄められてしまって、胃液による殺菌効果が低下してしまいます。
その結果、食中毒に罹患しやすくなるというわけです。

食中毒の予防には、手を洗うとか、新鮮な食べ物を選ぶとか、熱を通すとか、包丁まな板はきれいに洗うか熱湯消毒をする、冷蔵庫を過信しないなどいろいろありますが、その中にひとつに「よく噛んで食べる」というのを付け加えていただきたいと思います。


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