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噛むという習慣は1歳半から3歳くらいまでの間に身につきます。
この期間にしっかり噛む習慣を教えましょう。



とはいっても、いきなり硬い物を食べさせようとしても、すぐに息のみしたり好き嫌いにつながってしまいます。

歯の生え方、生えた本数によって、調理のゆで加減を調節したり、切り方を加減したりします。植物繊維を多く含む海草類や、大根、ゴボウ、などの根野菜やサツマイモ、ジャガイモなどの芋類は唾液の分泌を促すだけでなく、歯の表面の汚れもおとす効果もありますからお勧めです。

ポテトチップスより本物のお芋を調理して食べさせたいものです。



よく噛めば噛むほど、唾液はたくさん出ます。

虫歯菌は食べかすや砂糖を分解して酸を作りますが、この酸が虫歯の原因。唾液にはこの酸性に傾いたお口の中を中性に戻してくれる働きがあります。

さらに、よく噛んだときに出る唾液は通常の唾液に比較して30~60倍もの酸を中和する能力があります。

また、唾液の中に含まれているカルシウムは虫歯になりかけた歯の表面を元に戻してくれる働きもあります。(再石灰化)

ということで、唾液の分泌量が多ければ多いほど虫歯になりにくいといえますので、普段からよく噛んで食べる習慣をつけたいものです。

最近はよく噛まなくても飲み込める柔らかい食べ物が増えてきています。こういうものを食べていると唾液の分泌が少なくなって虫歯になりやすくなってしまいます。できるだけ歯ごたえのあるものを食べる習慣もつけたいものです。

自律神経の失調によって夜よく眠れない人がいます。

自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は起きている時の神経・緊張している時の神経で、
寝ている時の神経・リラックスしている時の神経が副交感神経です。

そのバランスがくずれると夜になっても交感神経が働き過ぎて眠れなくなってしまいます。

よく眠れるようにするには、夜に副交感神経が優位になるようにすれば良いわけです。

副交感神経の働きを優位にするための一つの方法が、夕食に噛みごたえのあるものをよく噛んで食べること。そうすると唾液腺が刺激されて、唾液がより多くでます。この唾液腺はじつは副交感神経の通り道になっています。よく噛んで食べると唾液腺を刺激して副交感神経が優位になるというわけです。
参考文献:「朝昼晩」日本歯科医師会発行


今日は「食べ物が歯を鍛える」のチベット編です。

チベットでは、生後2~3ヶ月の子供に肉の丸ゆでしたものをおやつ代わりに与えて、歯ぐきを鍛えているそうです。

おっぱいが欲しくておなかの空いている赤ちゃんは、与えられた肉の塊にむしゃぶりついて、しきりにジュージューと肉汁を吸い、まだ歯の生えていない歯ぐきで噛みつき、あごを動かして噛む運動を繰り返します。このことは、乳離れができて歯ぐきを鍛え、あごを動かす機能を発達させます。

また、自分の手で食べ物をつかんで飢えを満たすという行為が心理的にも頭脳の発達に良い影響を及ぼし、自立を促すといういいことずくめのものなのです。

このように硬い物をよく噛んで食べることは、虫歯をなくし健康な体を作るだけでなく、顔の形・表情や子供の成長・発達にまで影響を及ぼす重要なことなのです。

昔の人が硬い物を食べて健康な歯を維持していたのに対し、現代人に虫歯が多いのは、やはり食生活が変わったことが原因です。

硬いものを食べれば歯が丈夫になるというのは今や常識です。

ナイジェリアの子供達は、虫歯のある子が日本に比べてはるかに少なく、しかも噛む力がとても強いということが1980年から1991年に3回にわたって行われた東京医科歯科大学とナイジェリアの医学部歯科学部の共同調査によって明らかにされました。

その資料によると、当時の日本の子供達は約95%が虫歯を持っていましたが、ナイジェリアでは多くても約15%~20%だったそうです。

ナイジェリアの子供達の健康な歯の秘訣は、硬いものをよく噛んで食べること。食卓に上がるメニューは、魚の干物や燻製、肉は放し飼いの牛や鶏の硬い肉で、焼くかあるいは煮たものを丸かじりするだけでした。

彼らが50歳までに失う歯は平均1本以下。日本人が平均5.8本失っていることから比べるとナイジェリア人が健康で強靱な歯の持ち主であることがよくわかります。

次回はチベット編です。


虫歯があったり、抜けた歯をそのままにしておくと良く噛むことができません。唾液に含まれる消化酵素は抗ガン作用を高めますが、よく噛まないと食べ物と唾液(つば)がよく混ざりません

また、発ガン性を抑制するとされる野菜や繊維質もとりにくくなります。
ガン予防には良い歯が必要で、もし虫歯や抜けた歯があったらなるべく早く治療を受けて治すことが、ガンを予防する第一歩です。



昔から、早メシ食いの早死にと言われています。私たちの祖先は長い歴史的経験から、学んだ中でよく噛んで食べることの重要性を悟り、戒めていたのでしょう。


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