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治療中に口をゆすいでもらうことがあります。

口の中が歯のけずりカスや唾液、血液などでいっぱいになったときなど、バキュームだけで吸引しきれない場合はうがいしていただくことによってきれいになります。



実はこのうがい、口の中をきれいにするのだけが目的ではありません。
口をゆすぐことによって患者さんの緊張をほぐす目的もあります。口をゆすぐことによってちょっとした気分転換になるというわけ。

ですから、治療の途中でそれほど必要がない時でもあえて口をゆすいでもらうことはよくあります。
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歯の治療中、治療がしやすいようにと気を利かせて術者のほうを向いてくださる患者さんがいらっしゃいます。
実はこれはかえって治療がやりにくくなります。

基本的に顔はまっすぐ上を向いていただくのがベストです。
もし、顔を左右どちらかに傾けていただいたほうがいいときはその旨こちらからお願いします。



それと、舌のやり場に困っている患者さんもたまにいらっしゃいます。
これは無意識にしてもらうのが一番いいです。
意識すると舌は不思議と削っている方とか危険な方に寄ってきます。
バキュームという器具で舌はきちんと抑えることができますから心配いりません。
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だ液(つば)にはすごい威力があります。
お口の中を常に循環していて、汚れを洗い流し、歯の表面をきれいにして、なおかつ歯を強くする働きをしています。

緩衝作用
お口の中の酸やアルカリを中和します。

洗浄作用
歯の表面やお口の中の汚れを洗い流します。

再石灰化作用
歯が溶ける(脱灰)を抑えて、再石灰化を促進します。

ただ、夜寝ている間はだ液の分泌が減少しますで、寝ている間に虫歯や歯周病が進むというのはこのためです。

ですから、寝る前の歯磨きはとても重要になります



寝る前に食べたり飲んだりする習慣のある方は要注意です。

新型インフルの影響でマスクが品薄で手に入りにくくなっているようです。



そこで、果たしてマスクでウィルスが防げるのかという疑問です。
マスクの性能にもよりますが、確かに使わないよりはマシだと思います。

ウイルスはかなり小さなものです。マスクの繊維の間を簡単にすり抜けられます。
(ウィルスを含んだ唾液の飛沫を捕らえる効果はあると思います)

1日中、外でマスクを使っていればウィルスはマスクに付着しています。その同じマスクを大事にたたんでおいて翌日も使うとなると。。
医療現場ではマスクはいうまでもなく「使い捨て」です。

ウィルスは手や衣服、その他すべてのものに付着する可能性があるので、最も効果的な予防はマスクよりもやはりうがい、手洗いだと思うのですが。



それと、これはちょっと変わった視点なのですが・・・

マスクをすると口や鼻を指で触ることができなくなるのでウィルスが粘膜に運ばれるのを防ぐということがあるかもしれません。

無意識に口や鼻を指で触ってしまうことを防ぐ、という意味でのグッズと考えれば有益です。

■唾液の分泌量は1日0.5~1.5リットル
(30歳がピークで40歳以降減少)

■安静時の唾液量:0.2~0.5ml/分(平均=0.3ml/分)

■食事中の唾液流量:約4ml/分

■睡眠時の唾液量:0.1ml/分以下(10時間の睡眠で60ml以下)


夜寝ているときにいかに唾液の量が少ないかがわかります。

唾液とエナメル質の関係は、血液と細胞の関係に似ています。

細胞は血液によって栄養を補給され、老廃物が運び去られます。

エナメル質は唾液の緩衝能によって初期のう蝕が修復(再石灰化)されます。
また、唾液によってエナメル質表面の食べかすや汚れも洗い流されます。

口腔乾燥症の人に虫歯が多発することからも唾液がいかに重要かということがわかります。

また、唾液の分泌がほとんどなくなる睡眠中にう蝕や歯周病が進行しやすいこともうなずけます。


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