野生動物には虫歯も歯周病もありません。

人間も原始時代には虫歯も歯周病もなかったといわれています。
木の実や獣の肉を自分の歯でひきちぎり、噛み砕いて食べる食生活では虫歯や歯周病にはならないのです。
人間が火を使って食べものを調理するようになってから急速に虫歯や歯周病に罹患するようになりました。
火の通ったやわらかいものは歯に粘着し、そこに細菌が繁殖し、虫歯や歯周病が発生するようになったのです。
さらに砂糖の消費の増大は虫歯の増加に拍車をかけました。
人間に飼われている犬や猫も、同じように火の通った食べものを食べて虫歯や歯周病に罹患するようになりました。
人間がやわらかいものを食べるようになって受けた影響は歯だけではなく、よく噛まないことにより歯を支える顎の骨の発達もわるくなり、それによって歯並びのわるいい人や親知らずのはえない人も増えています。